食文化を決定づける地理と気候。
冬になると、実家の近所の沼は30cmほどの厚さの氷で覆われます。
とにかく乾燥しており、寒い時期がやたらと長い…というのが、スヨリトの故郷の気候的な特徴です。
11月から翌年の3月までの冬季は、最低気温がマイナス30℃台、最高気温もマイナス10℃台というような感じです。スヨリトの実家周辺には、小さな沼が点在していますが、冬には完全に凍ってしまいます。夏は最高気温が30℃近くまで上がるのですが、朝晩は10℃台というように寒暖の差が激しいのが特徴。降水量が極端に少なく、一年中乾燥しています。
夏は気温が高く、乾燥した気候です。
砂漠化が問題になっている内モンゴル自治区にあって、スヨリトの実家のある地域は、幸いなことに羊の牧畜や農業に欠かせない水は、かろうじて手に入ります。生活用水も地下水を汲み上げていますが、しかし飲用には適しておらず、口に含むと金属の香りがします。要するに超硬水なのです。
冬の寒さ、乾燥、清らかな水が少ないこと。この3つの要素が彼らの食文化の基盤になっているように感じます。